木村英輝:ロック黎明期を駆け抜けた男 ki-yan


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木村英輝-犀のファミリー 木村英輝-唄う豹
下絵は金で縁取ったショッキング・ピンクだった。その下塗のつもりのワイン・レッドが空間にぴったり。“これで行こう”壁画の処女作「犀のファミリー」は成りゆきから始まった。
京都・八瀬〈ダイニングバー・モジョ〉
パンサーの斑点をオレンジとバイオレット、ブルーとピンクといった補色で表現。
動物園の檻に入ったパンサーは居眠りするだけ。猫の動きを参考にするしかなかった。
京都・北山〈MOJO WEST〉
木村英輝-笑う金魚 木村英輝-飛ぶ亀
冷血で無表情な目の金魚が笑っている。口角を上げた口元が静かに笑っている。
2mから3m、等身大より大きく描かれた笑う金魚が空間いっぱいに泳いでいる。
京都・四条大宮〈ダイニング吉珍〉
亀を手に持ってスケッチ。いろんな角度から仕種や表情を見ていると、亀が大空を飛ぶ情景が浮かんできた。なぜかシスティーナ礼拝堂のダヴィンチの大壁画がダブルのである。
京都・北山〈ル・アンジェ教会内 レストラン・ヴィトラ〉
木村英輝-蓮の襖絵 木村英輝-笑う象
青の幻想、生命賛歌、極楽浄土、3部作。襖絵60面。構想から完成まで2ヶ月。本金、岩絵具、膠に漆といった伝統画材ではなく、アクリル・ガッシュとネオカラーで描く。
京都・粟田口〈青蓮院門跡 華頂殿〉
壁画2作目。壁画を描くことを決定づけた代表作。壁に向かって背伸びして描くうち、“この子は天才や”道端に屈んで絵を描いた子供の頃がフラッシュバック。
京都・木屋町松原〈リバーオリエンタル〉
木村英輝-蘇る蓮 木村英輝-幸福の蛙
青蓮院門跡の襖絵の下絵にと描いた枯蓮は阿弥陀教に再生し続ける極楽浄土にはないということで描けなくなった。希林さん宅の板戸が待っていてくれた。その枯蓮が蘇った。
東京都・渋谷区〈内田邸〉
チェジュ島(韓国済州島)ビオ・トピア・センターに蒲の穂、沢瀉、布袋葵が棲息する睡蓮の池に、幸福のシンボル蛙と蜻蛉が戯れる情景をウルトラマリンを基調色に展開する。
チェジュ島〈ビオ・トピア・センター〉