木村英輝:ロック黎明期を駆け抜けた男 ki-yan


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  一九七〇年、京大西部講堂よりブレイクしたロック・ムーブメント「MOJO WEST」を京都北山の地にライブ・ハウスとして復活することになった。三十五年ぶりに絵を描き出した私にとって何か因縁めいたものを感じる。
  豹をスケッチしようと京都、岡崎動物園を訪ねるが、どういう訳か木の上に乗っかり横たわるだけで動こうとしない。豹は動き廻れない小さな檻に入れられていた。
  動きを描きたかったが無理だった。猫のイラストが得意の娘の「月」よりアドバイスを受けた。“豹の動きは猫と同じ、猫の動きを参考にしたら良い”。以前飼っていた猫のトマトを思い出しながら下絵を描き上げた。
  「MOJO WEST」は地下一階。階段から、そのフロアーにライブを楽しみにくるお客を迎える「唄うパンサー」を描いた。パンサーの斑点をピンクとブルー、オレンジとバイオレットといった補色で表現した。
  美大生の頃の若く元気な感覚で描きたかった。
木村英輝-唄う豹1
木村英輝-唄う豹2 木村英輝-唄う豹3
木村英輝-唄う豹4