Ki-Yan Stuzio MailNews
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2018.07.21

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

今回はKi-Yanコラム。
木村英輝の魅力を、いつもそばで制作をともにする
壁画制作アシスタントの視点からコラム形式でお伝えします。

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【 Ki-Yan コラム Vol.26 】「木村英輝、京都を知る」

京都の夏がやって来た。 地震に大雨、さらにこの暑さ!今年の関西はなんだか物騒だ。
地球にとっては些細なことかもしれないが、地表に懸命に生きる我々にとっては死活問題。 それでも、京都の夏は、やって来た。
祇園祭で厄払い、その気持ちが、今年は特に強い。笑

今年も高島屋京都店のメインウィンドウには、木村英輝の六曲一双の屏風が飾られる。
しかも、新作だ。

その名も【歳時記】。

京都で行われる、一年間の季節の行事を木村英輝が描き留めたもの。 壁画を始める20年前の作品とのこと。 祇園祭絵図も同時期で、誰かからの依頼などではなく、自分の研究のために作られた。 壁画につながるような美しい色彩であるものの、眼を見張るほど、丁寧で繊細、というものとは違う、細かさの中にパワフルさがグイグイ見えてくる、とても楽しい作品だ。肥沃な時間の流れに包まれるような感じ。 これは、間近で見る価値あり。

↓は七夕の図。

しかし何故、この時の先生は、このような作品を作ろうと思い立ったのだろう。 ある日、先生と2人で制作している時にインタビューを決行してみた。

"アシスタント(以下、ア)
「先生は何故、歳時記を調べて描くことを始められたのですか」

木村先生(以下、木村)
「俺はね、京都来とるけど、根はやっぱ大阪人やから、京都のこと、知らんことが多かったんや」
「知ろうと思われるキッカケが、この頃にあったのですか?」
木村「そうそう。これを描く前後に、大阪万博の裏方にいたり、裏千家のお茶席のプロデュースをしたりしててね。」
木村「今まで外に外に(海外などに)気持ちが向いていたのが、急に、"キョートのことなんも知らん!"となってね。それで調べて描いて残そうと思ったんや」
「なるほど、、知るために、資料を集めて、残すのではなくて、絵に描いて勉強しはったんですね!」
木村「その方がオモロイやろ^ ^、色とか服のテキスタイルとかは、俺のオリジナルやで^ ^」

先生は楽しそうに言う。
今も、ミーティングはいつも、絵を描きながら説明したり理解していく先生。
先生の文字や文章が好きな方も多いけれど、彼の中でそれも絵を描いてデザインしていくことのようだ。

後祭もいよいよ終盤、木村英輝の歳時記が見られるのも後わずか! ぜひ、祇園祭にくるなら、京都高島屋へ。^ ^

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記念手ぬぐい〈10 Golden Carp〉

いまや祇園祭の名物となった、木村英輝直筆の巨大幕〈Carp is Dragon in Heaven〉
京都・室町、誉田屋源兵衛270周年を記念して、270折の鯉を描いたこの作品は、毎年1折づつ金色の鯉を描き加えられ2018年の今年、10年目を迎えました。

この節目に幕とおなじく10折の黄金の鯉が昇る限定デザインの手ぬぐいを作成しました。

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